AC6水ドロ杯ひと月分終えまして

おはようございます、こんにちは、こんばんは。
毎週水曜21時のARMORED CORE 6 Battle Arena Online 水ドロ杯を主催してますSERiです。

先日無事10月最後の水ドロ杯#4を終えることができました、皆様いつもご参加ご視聴ありがとうございます。せっかくなので水ドロ主催にあたってのお話をまとめておこうかなと思った次第です。

目次

水ドロ杯について

他と被らない大会づくり

開催にあたり、いつ、どのような形式で大会を行うかを検討しました。既に週末は様々な大会・対戦会が行われており激戦区です。こうした激戦区に飛び込むにはそれなりのコンテンツ力がなければなりませんし、また参加者の奪い合いが発生するのを良しとはできません。ワンオペ運営で挑むにはあまりにも障害が多すぎます。

そうして競合を避けて平日に開催する場合に気にしなければならないのは大会時間です。(従来の)ACプレイヤーの対人層は社会人が非常に多く、参加できる時間帯は限定的であると考えます。夜、且つなるべく早く終えれる大会づくりが求められました。

大会時間の話

大会を実施するにあたり、一番気にかけているのは全体でかかる時間です。

例えばAC6のデフォルトルールである「1試合2分2PHASE先取制」というのはフルラウンドすべて時間切れの試合だった場合「2分×3PHASE=6分」です。16人のシングルトーナメントを行いすべての組み合わせを配信に映した場合、1台進行では「6分×15試合=90分」、BO3の場合は「90分×3=270分」となります、5時間近いですね。
すべてフルでかかった場合の計算なので大げさでもありますし、AC6のゲーム性だと時間内の撃破試合やストレート勝ちになるパターンも多いので試合時間だけでこれだけかかることはそうそうないのですが、試合時間に加え対戦部屋への呼び出しなど合間の進行を含んでいないため、多めに見積もっておく方がよいでしょう。

個人的に長時間大会の辛いところは参加者の待機時間(拘束時間)です。自分の出番はまだなのか、勝ち上がった場合次は何時から試合になるのか。ずっと配信に張り付いて自身で進行状況を確認しなければならないようだとかなりの体力・精神負荷がかかります。待機時間の解消・工夫は運営側で努力(進行する台を増やすなど)し、短縮しなければならない項目です。

参考にした大会構成

とまあごちゃごちゃした話をしてきたのですが、小難しく考えるよりもここは成功している前例にならうのがよし、ということで知人がTonamelで大会運営している「Thank STRIVE It’s Friday」というスイスドロー形式を用いた大会の運用方法をほぼ模して採用するにいたりました。※御本人には報告済み

スイスドロー形式は簡単にいうと、試合が進んでいくにつれより実力の近いプレイヤー同士が組み合わせとなるシステムで、通常の勝ち上がりトーナメントと違い、全員が等しく試合数をこなせるので充実した結果を得られます。※参加者が奇数の場合は不戦勝となるケースがあります。

上記の大会ではこの形式を用いつつ、配信で映す試合を1回戦ごと2試合とし、それ以外の組み合わせをセルフ進行させることで時間短縮が図られ、大会時間をおよそ1時間半で収めることに成功しています。※格闘ゲームなので試合時間はAC6と少々異なりますが

水ドロ杯を開催する以前にACdiscord鯖内での大会運営も行い(ダブルイリミネーションや総当たり戦)、それなりの時間を要してしまうことや敗退時の待機時間など参加者のデメリットが目立っていたことを考えると参加者・運営目線でもメリットの大きいこの方式が理にかなっているなと感じました。

進行(配信)と相性が良い

上記を踏まえて、当大会ではスイスドロー形式を採用したBO1/最大5回戦/1回戦ごとに配信台として2試合ピックアップとすることにしました。配信台以外の試合は1P側の参加者が部屋立てを行い配信台と同時並行で行います。※通常台と称しています。

大会時間を算出すると「1試合2分×最大3PHASE×配信2試合×5回戦=60分」です。※実際の大会配信ではOPトーク・試合間の進行・EDトークなども含めて平均1時間半。

BO1であることやアセン変更禁止というのは競技性は損なわれてしまうのですが、複数機体を取り扱える参加者はそこそこ限定されてしまいますし、毎週の開催となるとエントリー時の負担やそれを管理する運営も大変です。

また配信台を1回戦ごと2試合とすることで参加者の小休憩も兼ねています。通常台での参加者は1試合目が終わった後は配信台2試合目の観戦が可能です。配信台に選ばれた参加者も1試合目と2試合目でそれぞれ観戦できるので待機時間の中だるみがうまく解消できています。

この配信台・通常台の同時進行ルールとスイスドロー形式を組み合わせることで大幅な大会時間の短縮、また参加人数がどれだけ増えても大会進行は一定の為、参加者側も安心できるのではないでしょうか。

※一方で配信台・通常台の同時進行にあたって参加者に部屋立てを協力いただく形式ではあるので事前に入念な説明が必要となってしまいました。他大会のTonamelページと比べるとかなり縦長だと思うのでそれでうんざりしてる人もいなくはなさそうです。

平日カジュアル大会

主催者目線、水ドロ杯はややカジュアル寄りの大会です。BO1/ランダムマップ/アセン変更なしという点ではまあまあ運要素も絡んできますし。

そういった条件下でもしっかり優勝を目指すプレイヤーもいれば、スイスドロー大会なら最大5試合もできるのでそのうちの何勝かしたいなぁくらいの緩い目標も良いかなと思っています。週末には大規模な大会も開催されはじめたので調整がてらにちょうどよい大会として利用するか、みたいな。そんな立ち位置を狙っています、たぶん。

あと参加者同士の交流があればいいなというのもあり、エントリー項目のSNSIDは公開させていただいてます。対戦相手に負けて悔しいもよしリスペクトよしで相互に良い作用があれば対人コミュニティ永く続くんじゃないかな、だとか。そんなのは建前でうまく口コミしてくれないかとか邪な気持ちもそこそこあります、はい。

そんな感じで水ドロ杯運営やっていますので気楽に参加しにきていただけたらなによりです。来月も毎週水曜21時~で開催予定となっています。ではでは。

余談:金曜日開催でよくない?

平日の参加率をより高めるなら金曜日の方がよくない?っていう至極当然のご意見、自分もそう思います。水曜日に開催している理由は自分が見たい配信が月・火・木・金とあるので水曜日選んでるだけなんですよね・・・。

今年のMリーグも面白いから仕方ない。

そんな私的な理由で水曜日開催になり、「水曜日のスイスドロー大会だから水(スイ)ドロ杯で」というくだらない駄洒落を元に大会名が決まりました。

来月もご参加よろしくお願いします。

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